こんにちは!あるふぉと管理人のあーる(twitter/Instagram)です。
フルサイズミラーレス用レンズ SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS がもう間もなく(2023/02/17)発売されますね!
僕が所持するSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM(EFマウント)からおよそ200gの軽量化や、7段分の手振れ補正、新開発のAFモーター”HLA”搭載など、EOS Rシリーズを使ってる人間なら正直うらやましすぎるレンズなのですが…残念ながらキヤノンはサードパーティ排除姿勢なので指をくわえて見ているしかなく…
とはいえ、SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMが現代において通用しないレンズになってしまったかというとそんなことはありません!
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS が発表された今だからこそ、改めてEOS Rシリーズをお使いの皆様に向けてSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMの魅力を語っていこうかなと思います!
それでは、いってみましょー
スペック比較
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports | 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary | |
重さ | 2,495g | 2,700g | 2,860g | 1,930g |
最大径 | φ119.4mm | φ120.4mm | φ121mm | φ105mm |
長さ | 279.2mm | 268.9mm | 290.2mm | 260.1mm |
え?「もっと比較するところがあるだろ!」って? 正直全部誤差みたいなもんでしょ(ナゲヤリー)
…ってのは冗談なんですが、そりゃ新しいレンズの方が小型で写りもいいでしょうし、Contenporaryの画質がSportsの画質を上回ることはないのはMTFとか見てればわかるでしょうし…
このクラスのレンズで大事なのは「手で持ち歩けるか」と「カバンに入るか」ってあたりだと思います。ハイ。
ちなみに…ですが、僕はloweproのBP450AWを使用してますが、余裕で入ります。
内訳は以下の通りで
- EOS R5+SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM
- EF 17-40mm F4L USM
- RF 70-200mm F4L USM
- EXTENDER EF 1.4x ii + 2x iii
- SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM
- スピードライト430EX
これだけあっても入ってしまう余裕の収納力。ドラえもんのポケットのようです。(重量は比べるべくもないけど)
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM
EOS R シリーズ(EOS R5 R6 等)で使えるのか
実際どうなのかって感じですよね。安心してください、問題なく使えます!
僕の構成だと、EOS R5+EF-EOS R+ SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM という感じになるのですが、全域でAF可能ですしサーボもしっかり追従します。(ただし、AFエリアは80%に制限されます。サードパーティレンズのお約束)
ただ、レンズの仕様上仕方がないのですがバリフォーカルレンズであるため、焦点距離によってピントが大きくずれます。(200mm辺りと400-600mm辺りでかなり顕著)
これ、何が問題かというと、例えばヒキで飛行機を画角に入れておいてそこからAF SERVOでズーミングした際、600mm辺りまで寄ると飛行機にぜーんぜんピントが合ってないのにカメラ側は合致してるような表示が出ます。
もう見た瞬間に合ってないのでそこから修正するわけですが、AFしたままだと再度ピントが合う位置にくるまでめちゃくちゃ時間がかかります。手動で無限遠付近まで戻せば早いのですがこのあたりは慣れるしかないというか、そこが気になる方は150-600mm Sportsをおすすめします。そちらは試写したところ問題なかったので。
一日手持ちできるのか…?
まぁ、このあたりは正直持ち主の筋力に大きく左右されるのですが…僕は普段デスクワークのお仕事ではなく、所謂”力仕事”が多いお仕事をしています。
当然普通の人より重いものを持つ機会は多いですし、歩く距離も半端じゃないです。
そんな”ちょっぴり力自慢”の僕をもってしても『このレンズ、一日振り回したらキツイ…』と思ってしまうレベルです 笑
撮り手の覚悟が問われるレンズなんてどこかの記事で読みましたが、本当にその通りだと思います。
ただ、これは純粋に首掛けやハンドストラップで振り回した場合の話で、僕の場合は三脚座にLeofoto(レオフォト) SP-01+DC-22Q を接続して斜め掛けして持ち運んでるので負担が全然違います。その時のアクセサリ関連の紹介は↓こちら↓
画像がEF 70-200mm F2.8L USMの時のもので申し訳ないですが、それでも肩掛けして持ち歩ける分圧倒的に楽でしたね。ストラップ自体がそこそこ重いのが難点ですが…ここまできたら誤差です。
作例…なんて偉そうなことは言えないけど、そのようなもの
おまたせしました…というか、ここらへんの作例とかはフォトヨドバシさん辺りに行った方がよっぽど有益ですよ…と前置きさせていただいた上で紹介させていただきます。
まずは600mmから。アップロードサイズ関係上、なんだか甘く見えるフシもありますが、一応クリックでGoogle Driveの共有フォルダの画像が確認できますので参考まで。サムネイルよりはマシかと思います。
いわゆるロクヨンとか、ゴーヨンなんかと比べたら絶対負けるんでしょうけど、それでも十分すぎる写りだと思いませんか?
変わって60mm。子供向けの立ち幅跳びのペイントが通路に施されてました。
見た景色に近い と言われる50mm辺りの世界ですが、600mmという超望遠域が使えつつ、こうした身近な風景も撮影できる夢のようなレンズです。
こちらは120mm。この焦点距離も150-600mmでは使うことのできない距離です。100-135mm辺りはふらふらと計画なく持ち出しても割と絵になる使い勝手の良い焦点距離で、これが150mmスタートだとばっさり削ぎ落されてしまってもったいないのです。いや、普通に考えたらこのレンズが異常なのだけれど。
東山動物園のアイドル、レッサーパンダの登場です。きゃわわ。ピント面のお顔から、前足にかけてなだらかにボケていってますね。変にざわざわしてる感じもないしとてもきれい。
で、この場所ご存じの方なら痛いほどわかる思うのですが、たまーに近くへきて水飲んだりしに来てくれるんですよね。そんな時でもこのレンズなら大丈夫。ヒキで撮影可能なので変にポジション取り直す必要がありません。直進ズームで思う存分レッサーパンダを追いかけることに集中できます。
ここからは EXTENDER 、テレコンをつけた写真を。EXTENDERはキヤノン純正の1.4x 2xを使用してますが、問題なく動作しています。
こちらはEXTENDER EF 2x iiiを接続してなんと1200mmとなった状態で撮影したものです。さすがにちょっと甘さを感じる気がしますが、それでも十分。ルリコンゴウインコの瞳のキラリとした様子まで写ります。
余談ですがEOS R5との組み合わせではこの状態でもAFが使えるのです。すごい(語彙力)
ちょっと目からピントがずれちゃってますが、1200mmもあればスズメもドアップで撮れます。ダレトク?僕トクです。
こちらは1.4x ii をつけて撮影したもの。なぜか梅には全く止まらず、ナンキンハゼばかりにメジロが集まってました。ナンキンハゼジローです。お察しの通り、言うことが無くなってきましたのでここらで終わりたいと思います。
さいごに
いかがでしたでしょうか?とりあえず本記事で伝えたいことは以下の通りで
- EF-EOS Rをつけた状態でも動作〇
- EXTENDERも問題なく使用可
- めちゃくちゃ重いけどめちゃくちゃ便利
- 楽しい。
…そんなとこですかね? 笑
再三申し上げますが重さと大きさがすごいので、それなりの覚悟が無いと間違いなく防湿庫の肥やしになって終わります。
ただ、それを補って余りある魅力がこのレンズにはありますので、手持ちでガンガン振り回せる方はぜひこのレンズを手に取ってほしいなぁと思います。
この記事が、どこかの誰かの参考になれば僕は幸せです。おしまい。
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