いやぁ…本当に気づけば一年、EOS 90D→EOS R6ときてついにEOS R5まで踏み込んだ時にはいろいろと覚悟がいりましたが、”住めば都”…いや違うな、”門前の小僧習わぬ経を読む”のようなもので、身近にあればいつの間にかしっくりきてる…そんな感じの一年でした。(ぶっちゃけ操作方法はそれほど変わりませんからね)(というか、そもそも言葉の使い方合ってるのか)
お時間ない方向けに結論だけ先に申し上げると



買って損なし!!です!!!!!!
こんな感じです
もう少しお付き合いいただける方は、下の目次を参照しつつ読みたい項だけつまんでいただければ幸いです。(全部読んでくれたらめちゃくちゃうれしいです)
2024年6月時点ではEOS R5 markⅡの噂なんかも出てきていますが、このタイミングで一世代前のR5を狙いたい!って方の背中を押せたら良いなと思います。
それでは、いってみましょー!
EOS R5 選んだ理由と1年使用レビュー
EOS R6を手放した理由
軽量ボディ、ボディ内手振れ補正、控えめな画素数による高感度耐性など、EOS 90Dを使っていた頃に比べるとAPS-C機からフルサイズ機への変更ということもありものすごく愛用していたEOS R6。
「じゃあなんで手放したの?」って話なんですが、そのあたりをつらつらと…
やっぱり画素数にいささか不満があった
直前まで使っていたEOS 90Dは、約3250万画素。対するEOS R6は控えめな約2010万画素。
APS-Cとフルサイズを比較するのはナンセンスとはいえ、「90Dならもーちょいトリミングできたのになぁ…」というシチュエーションが多々ありました。そもそも、僕はあまり構図が上手な方ではないので、少し広めに撮影してトリミングして整えることが多かったんです。
スマホで見てる分には全然問題ないのですが、かなり条件がいいシチュエーションだとEOS 90Dで撮影した風景の方が勝ってる写真も何枚かありました(まぁ、それも個人の好みですけどね)




ミドルスペック→ハイアマチュアスペックへのあこがれ


EOS R3もプロスペックのハイエンド機ですが、アマチュアでは実質R5がミラーレス一眼環境下ではハイスペックでは一択でした。その頃はニコンもZ8なんてなかったし、今思うと2020年によくこんなスペックのカメラ出したなぁ…と感心するばかりです。
なんと言っても有効画素数4500万画素ですよ。クロップしたとしても1700万画素。サブとしてエントリークラスのAPS-Cのカメラを持ち歩いているようなものなので、実質二台分ですね(暴論)
実際、やはりハイエンドの写りはどうなんだ…?って気になってしまうと、もう夜も眠れません。
「R6でミラーレス機、しかも強力な手振れ補正を得たならそれでいいのでは…」
という感想もあるとは思いますが、人は上を見続ける生き物なので仕方がない…。
EOS R5にして手に入ったもの
圧倒的高画素
上でもお伝えしたように、4500万画素という数字は思った以上に圧倒的でした。


トップカメラを出た瞬間、目の前の街路樹ベンチに座って箱を開封。マウントアダプターにつけたEF 17-40mm F4L をいそいそと付けて撮影した栄の街並みは、もう言葉にできないくらいの写りで…
とはならず、ファーストショットは「4500万画素、あ、ふーん、こんなかんじね…」みたいな感想でした。
もう笑うしかない。(というか、地名と場所がローカルすぎる。伝われ。)
まぁ実際、背面モニターで画素数の違いまでスッと判別できないとは思いますが、R6と比べると162万ドットから210万ドットまで増えているため、なんとなく細かいところまで見られるな…とは思いました。主観すぎますね。


ただ、やはりPCなどの大きな画面で見比べてみると、細かな部分でのディティールは違うように思います。どうしてもぼんやりした感想になるのは僕が普通の会社員のおじさんだから仕方ない部分もありますが…正直EOS R6で十分満足していたんでしょうね。きっと。
圧倒的連写速度


正直なところ、EOS R6とEOS R5は兄弟機なので中身にそこまで違いはありません。
ただ、そんな中でも明確に違うのが、先ほど挙げた“画素数”と“CFexpressカードの採用”です。
軽くSDカードとの比較をすると


こんなにも違いがあります。
え?ずいぶん適当な図じゃないかって? そろそろ飽きてくるかなと思って…。
まぁ、冗談はさておき、この連写速度の向上は動きものを撮影する際にはとても有利です。
EOS R6もEOS R5も、各撮影方式による秒間の連写速度は同じなのですが、CFexpressカードを採用したEOS R5は高画素になっているのに連写もEOS R6+SD UHS-Ⅱと同程度まで可能です。
価格差考えるとそれだけ…?と思ってしまいますが、実際はバッファ切れ(BUSY状態)になってからの復帰はEOS R5+CFexpressの方が圧倒的に早く、RAW+JPEG(L)でも5秒くらいで再撮影可能になります。
これがEOS R6+SD UHS-Ⅰだと、解放まで1分くらい待たされていたので…とんでもない連写力を手に入れたことになります。動きものの撮影が楽しいよ。
実際、PCとのやり取りも高速化できるので、作業効率もかなり上がりましたね。




やる気
実はここが一番大きな要素かもしれません(笑)


ほら、やっぱりカッコいいカメラって撮影するときに「さぁやるぞ!」って気分になるので、モチベーションアップにもなります。あとは単純に、色眼鏡で見てくる機材おじさんに絡まれなくなったことですかね。(そもそも撮影中挙動不審なので、誰からも話しかけられないけどね)
EOS R5にして失ったもの
画素数の向上による、圧倒的手振れ補正感の喪失


EOS R6 R5ともにRFレンズとの組み合わせでは最大8.0段の手振れ補正が使えますが、R5くらい高画素になるとちょっとのブレでもかなり目立つようになります。
↑の画像は150mm程度で1/60撮影しましたが、流石の純正RFレンズで問題なく見えます。
ところがサードパーティの手振れ補正レンズで撮影すると…




31mm 1/60で撮影しましたが、看板を見ていただければわかる通りちょっと苦しいです。
まぁこれはちょっと極端で、24mmならしっかり締めれば1/15くらいまでいける気がしますが…かなり気を使って撮影することになるので、そのあたりは注意が必要です。
実際、EOS R6+EF 17-40mm F4Lの時は0″8とかでも耐えられた記憶があります。
ヘビーなデータ量による、クラウドストレージの圧迫
これが何気に痛いポイント。
僕は普段Lightroom mobileを使って現像してるんですけど、比較的お安めの20GBのフォトプランなんですよね。
なので1枚当たり20MBとかだったRAW画像が、44MBとかになるんすよ。単純に2倍。
当然今まで通りポンポンLightroomに入れてくとすぐパンクするので、Photoshopで軽く処理してからjpgでLightroomに移すというフローになりました。
おかn…
これはもう言わずもがな。ぎぶみーちょこれーと。
まとめ


あれやこれや言いましたが、最終的には
買ってよかった!
のひとことです。某ゆ~とびさんも今日までずーっとEOS R5使ってらっしゃいますが、本当に完成度の高いカメラだと思います。
現代においてはAFのスピードが若干気になったりするシーンはありますが…SONYより早い連写速度、Nikonより携帯性のいい小三元シリーズなど、ハイアマチュアクラスとして申し分ない存在です。
風景、子供、お祭り、花火、動物、星空…と多ジャンルにわたって使用していますが、これ一台あれば何の問題もありません。












中古市場で言えば、レンズの価格は上がっているのにR5の価格は1年前より3万円くらい下がってます。
おそらくEOS R5 markⅡが出たタイミングで需要も価格も上がると思うので、今のタイミングで乗り換えも十分に検討できるかなと。


お前らの購入、待ってるぜ!
おしまい。
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